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プロフィール

バリ子

Author:バリ子

トラベル・ライター&撮影コーディネーター。バリ島を中心に、シンガポールやマレーシア、台湾などで活動しています。

修行中のカメラ片手に、伝統行事や昔ながらの美しい自然の残る村々を訪れたり、現地の人々と触れ合ったりと、あちこち飛び回っています。

ハーブや薬草にも興味あり。特にインドネシアの民間療法を少しずつお勉強している今日この頃です。

第二トゥガナンのムカレカレ


いろいろなタイミングが重なり、7月後半6日間に渡りせっせとカランガッセムに足を運んできました。まずは7月19日に行われた「トゥガナン・ダウー・トゥカッド(Tenganan Dauh Tukad)」の「ムカレカレ」が皮切り。

バリ人のルーツはジャワ島。かつてマジャパヒット王国がイスラム教の侵攻から逃れてバリへ移り住んだところから始まります。しかし、それ以前から元々バリに住んでいた人々もいるのです。「バリ・アガ(Bali Aga)」と呼ばれるアミニズムを信仰する独自の文化や風習を持つ彼らは、マジャパヒット王国がバリへ入ると、彼らとの接触を避けるためにいくつかの場所に移り住み、他の地域では見ることのできない生活様式や儀式を、現在も守り続けています。

バリ・アガの中でも特に知られているのはバリ東部に位置する「トゥガナン村(Tenganan)」。村内のみでの婚姻しか認められないバリ・アガの血を守り続ける村です。民族の血統を重んじるこの村の住民が外の人間と家族を作った際には、バリ・アガとして村内に住むことは許されず、追放されることとなります。そして村から追放された人々は、トゥガナン村の外に、新しい集落を作ったのが、今回訪れた「第二トゥガナン」と呼ばれる「ダウー・トゥカッド」なのです。

トゥガナン・プグリンシガンと同様に、グリンシン(ダブル・イカット)やアタを売るお店もいくつかあるので、以前何度か訪れたことはあったのですが、こちらでもムカレカレが行われているとは知らなかった!

「ムカレカレ(Mekare-kare)」とは、鋭い棘のついた「パンダン」という植物の葉を手に持ち、2人の男性が戦いあう儀式。「疫病から村の人々を守るための儀式」、「バリ島に入って来たマジャパヒット王国から身を守るために武術の訓練として」、「ただ単にお祭りを盛り上げるためのもの」、「トゥガナンに伝わる昔話に基づいて」と、由来を聞いても様々な答えが返って来て、実際どうなのかはまだ納得できる答えに巡り合えていません。


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トゥガナン村手前の川の西にあるので「トゥガナン・ダウー・トゥカッド」

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トゥガナン同様グリンシンやアタのお店もあります。

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通常は門の脇に立てられるペンジョールが道の真ん中に。「どうして?」と聞いてみたら、「車が通れなくなるようによ」というイブの答え。そ、それは違うよね・・・。これがバリで話を聞く時に大変なポイント(汗)

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グリンシンを見にまとった女の子たち。見とれるほどの美しさに、周りにはカメラ小僧がい~っぱい!本人たちも慣れた様子でポージング。

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そろそろ儀式が始まるようです。

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これがムカレカレで使われるパンダンの葉。

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盾はアタでできています。現在はバリ雑貨として認知されていますが、本来はこんな風に使われていたんですよ。

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先にバレに入ったプムダと若い男の子たちに続いて、バパッたちもやってきました。

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プムダはプムニと一緒にバレの上からムカレカレを観戦。

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始まりました~!!

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「痛いの?」と聞いたら「やってあげる!」と手にゴシゴシしてくれたのですが、思ってたよりももっと痛い!!

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傷跡にはクニット(ウコン)の入った液体を塗りつけます。

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最後に全員でスンバヤン・ブルサマ。

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突然訪れた静寂、みんな心静かに祈りを捧げます。

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ムカレカレの後は寺院に移り、奉納舞踊が舞われました。

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