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プロフィール

バリ子

Author:バリ子

トラベル・ライター&撮影コーディネーター。バリ島を中心に、シンガポールやマレーシア、台湾などで活動しています。

修行中のカメラ片手に、伝統行事や昔ながらの美しい自然の残る村々を訪れたり、現地の人々と触れ合ったりと、あちこち飛び回っています。

ハーブや薬草にも興味あり。特にインドネシアの民間療法を少しずつお勉強している今日この頃です。

早朝のルンプヤン寺院


「朝もやのルンプヤン寺院を見てみたい」と旧知のUさん、Hさんから連絡をいただき、ドキッ!なぜなら、山登りやトレッキングは非常に苦手でして・・・。常々行ってみたいとは思っていたけど、階段3000段と聞いた時点で「残念ながらご縁がないわ・・・」と思っていたその場所名指し指定。そうなると逆に「この機会に行かないともう2度と行かないかも!」と急にやる気になるワケです。

とりあえず、今まで近づいたこともなかったので、事前に下見にティンブラーのムラスティ経由で出かけたところ、ま~なんと素晴らしい晴天!裏道を通り、窓の外を見ればクッキリと浮かび上がるアグン山に遥か彼方に静かに広がる青い海。あぁ~癒される!「裏側から山頂を目指すと表のように、階段ではなく山道を上がるから楽だし、時間も表からだと3時間かかるけど、裏からなら1時間で行けるから!」という現地の皆様のお話を信じ、当日はティンブラーで衝撃の740頭のバビ・グリンとご対面の後、すぐにホテルへ向かい、またまたカランガッセムへ向かって出発したのです。

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【下見】ドゥメナン経由でルンプヤン山にアクセス。

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道路右側にはこ~んな景色が!アメッド方面の海を見下ろせます。

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そして左手には、真正面にアグン山がぁぁぁーーーー!(興奮)

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裏側の最初の寺院プナタラン・ルンプヤンに到着~!最高としか言いようのない絶景です!

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【当日】ホテルに迎えに行ったら雨が・・・。それでも行ってみないことにはわかりません。

暗い夜道を何度か間違えながらも早朝3時半に到着。そこから休む間もなく現地の皆さんと一緒に登り始めました。事前に「絶対迷惑かけますから!!」と散々アピールしたのですが、いやーーー、イブイブの健脚ぶりたるや、恐ろしい!スイスイ坂道を上がっていき、そしてそれに遅れをとらずちゃんとついて行かれるご一行様。信じられない!!外灯ひとつない真っ暗闇の中ではぐれるワケにはいかないと頑張る努力も5分と続かず早々に脱落(汗)心配で一緒に待ってくれるボクちゃんにもやるべきことがあるので、意を決して先に行ってもらいました。

かくして暗い山の中で一人ぼっちになったのです。

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フラッシュなしで撮った写真。まさにこんな感じの中で独りぼっち。

とにかく霧が強くて懐中電灯の光も1mくらい先までしか照らすことができないし、何と言っても初めて来た場所で、しかもこんな場所で、こんな時間に独りぼっちだと考えると、怖くて怖くて息が落ち着いてもなかなか足を進めることができません。道だってわからないから、もしこの先間違った道を選んで一生山頂に辿りつかなかったらどうしよう・・・とか、ケモノがでてきたらどうしよう・・・とか考え始めたら震え上がる思いでした(涙)

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あまりの視界の悪さに道も見えないので困っていた時に「そうだ!フラッシュたいて写真撮りながら登ればいいんだ~」とひらめいて、早速一枚パチリ。ん?真っ白だ。壊れてる?とりあえずもう一枚パチリ。あ、これも真っ白。どうしたんだろう・・・と思っていたら、なんとこれ霧!

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足元を写したら、やっと地面が写り込みました。そんなワケで、名案だと思った「写真撮り撮り登山計画」もあえなく断念(汗)

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前半かなり休みながら登っていたら、少しずつ明るくなってきました。(と言っても全然暗いのですが)

とにかく登ることだけを考えて一人孤独に進んでいたら、半分を過ぎた辺りで不思議と恐怖感も消え、足もそれまでに比べると軽くなったような気が。誰かが見守ってくれているというか、応援してくれているような気さえしてくるくらいで、穏やかな気持ちで快調に進めるようになりました。

黙々と足を進めていると、少し上から懐中電灯の明かりが!その少し先は山頂だったようです。つ、つ、ついにやった。絶対無理だと思っていたけど、登れたんだ~~~!!と一人感動に酔いしれていたら、ご一行はそこから先に向かって出発したそうで、表側から下りてくるそうなので、そっちに車で迎えに行くことに。感動をかみしめる間もなく、そのまま今度は下山。下りのほうがやっぱり危険で、さんざん滑って転んでドロドロになりながらプナタラン・ルンプヤンへ。

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プラユへ向かう道中で見たアグン山。夕方にはこっちの山に移動です。

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表側の駐車場にやっとこさ到着です。唯一撮った写真はこれだけ。

結局山頂では霧が濃すぎて何も見えず、表側に下って来て、日が登ってからキレイな景色を写真に収められたそうで、結果オーライ(?)。これこそもう2度と経験することはないだろう、強烈な思い出になる1日でした。でも、あまりにもバタバタしていたため、表玄関を満喫することができなかったのがとっても心残りでならないのです。それにこの素晴らしい絶景!相変わらず山登りは嫌いだけど、近い内に必ずやもう1度ここに戻ってこようと心に決めました。そしてもしかしたら表から山頂に登ってみてもいいかも・・・。

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